早稲田大学大学院文学研究科社会学コース コース案内
社会学コースでは、人間が社会生活のなかで引き起こす社会現象の諸相を、理論的方法と実証的方法の両者を結びつけながら研究しています。本コースの教員が専門とする領域は、理論社会学、コミュニケーションの社会学、文化社会学、教育社会学、地域社会学、政治社会学、宗教社会学、家族社会学、ライフコース論、集団・組織論、集合行動論、グローバル社会学などと多岐にわたっており、学生は自分独自の関心にあわせて、社会学の広範囲の分野の専門家の指導を受けながら研究することができます。
また、専門社会調査士資格科目群も設置され、専門社会調士の資格を取得することができます。
本コースでは、社会学の先達が積み上げてきた経験的データや理論的思考を基礎にしながらも、現代社会に起きているダイナミックな変化の諸相を鋭敏な感性で掬い取り、ユニークな視点で分析することができるような研究者の育成に努めています。
科目案内 研究指導・授業科目および担任教員については変更になることがあります。授業科目中、「講4」は講義4単位、「演4」は演習4単位を示します。
■研究指導
修士・博士後期課程 | 准教授 博士(文学)早大 | 池田祥英 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(社会学)東京都立大 | 石田光規 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(文学)早大 | 岡本智周 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(文学)早大 | 草柳千早 |
修士・博士後期課程 | 教授 | 嶋﨑尚子 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(人間科学)阪大 | 竹中均 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(社会学)東京都立大 | 田辺俊介 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(社会学)東大 | 樽本英樹 |
修士・博士後期課程 | 准教授 | 津田(木村)好美 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(文学)早大 | 土屋淳二 |
修士・博士後期課程 | 教授 博士(行動科学)北大 | 西城戸誠 |
修士・博士後期課程 | 教授 | 山田真茂留 |
資格 | 氏名 | HomePage | 専攻分野 | 研究室 | |
准教授 | 池田祥英 | yoshifusa.ikeda(アット)waseda.jp | 社会学史,理論社会学 | 39-2210 | |
教授 | 石田光規 | ishida(アット)waseda.jp | ネットワーク論,人間関係論 | 33-1301 | |
教授 | 岡本智周 | okamoto(アット)waseda.jp | 共生教育社会学研究室 | 教育社会学,共生社会学,歴史社会学,ナショナリズム研究,社会意識研究 | 39-2211 |
教授 | 草柳千早 | kusayanagi(アット)waseda.jp | 社会的相互作用論,社会問題論 | 39-2312 | |
教授 | 嶋﨑尚子 | nshim(アット)waseda.jp | ライフコース・アーカイブ研究所 | ライフコース論,家族社会学 | 39-2317 |
教授 | 竹中均 | z28ztakenaka(アット)waseda.jp | 比較社会学,理論社会学 | 33-1407 | |
教授 | 田辺俊介 | tanabe.sh(アット)waseda.jp | 国際化と政治参加に関する研究プロジェクト | 政治社会学,経験社会学、社会意識(特にナショナリズム),社会調査方法論 | 39-2212 |
教授 | 樽本英樹 | hidekitarumoto(アット)waseda.jp | 国際社会学,社会学理論、政治社会学 | 33-1006 | |
准教授 | 津田(木村)好美 | y.kimura(アット)waseda.jp | 計量社会学,老年学,社会階層論 | 33-1409 | |
教授 | 土屋淳二 | junji.tsuchiya(アット)waseda.jp | イタリア研究所 | 文化変動(文化過程)論および集合行動論 | 33-1402 |
教授 | 西城戸誠 | nishikido(アット)waseda.jp | 環境社会学,地域社会学,社会運動研究 | 39-2214 | |
教授 | 山田真茂留 | maurice(アット)waseda.jp | 集団・組織論,理論社会学,宗教社会学 | 39-2315 | |
助教 | 池本紗良 | sociolab101(アット)list.waseda.jp | 31-101 社会学 研究室 |
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助手 | 酒井宏明 |
社会学史、理論社会学。
19世紀末のフランス社会学説史、特にガブリエル・タルドやエミール・デュルケームの学説について研究している。また、タルドやデュルケームが取り組んだ犯罪学の問題についても関心を持っている。
現代社会の人間関係について多様な観点から検討している。具体的には、個人かしていく社会における人びとの孤立、郊外および山村における地域のつながりの行く末、友人関係の経年変化などである。いずれの研究も、社会の変化が、私たちの「つながり」にどのような影響を与えうるのか、を問題関心としている。近年は、私たちの居場所の問題、テクノロジーの進歩とつながりについての研究を進めている。
専門は教育社会学、共生社会学、歴史社会学、ナショナリズム研究、社会意識研究。研究の主軸は、①ナショナリズム論と②共生社会論に据えている。①においては、世界をネイション単位で認識しようとする観念自体を研究対象とし、現代社会におけるその生成・維持・変容に対して、学校教育をはじめとする人間の社会的行為がいかに関与しているのかを理解することを目的としている。②においては、ナショナリズム・エスニシティ、ジェンダー、身体、世代、階級・階層の相違をめぐる社会的葛藤・対立の分析と、社会的共生のための理路と資源の探索を行っている。
「相互作用としての社会」という方法的視点から社会関係、社会問題、自己 、身体等の諸問題を研究する。その一環として、1)個人的とされるさまざ まな問題がよりマクロな社会問題へと媒介されていく過程を理論的・経験的 に考察する、2)相互作用を間身体的な過程として捉え分析する、などの研究をすすめている。
社会学の分類にしたがえば、家族社会学、ライフコース論、社会変動論、歴史社会学といえる。社会的分析次元間の連結を目指して理論的・方法的・実証的研究をしている。空間的には、マクロ―ミクロの連結であり、時間的には、時代・コーホート間の比較である。
政治社会学、社会意識に関する経験的研究、社会調査方法論。
特にナショナリズムや政治意識などの社会意識を主たる研究対象としている。
方法論としては、主に量的社会調査によって得たデータの統計分析を用いているが、社会調査の方法論一般についても研究し、その方法面での理論化・精緻化を目指している。
専門は国際社会学、社会学理論、政治社会学。現在興味を持っているのは、(1)西欧、北米、東アジア諸国を対象とした比較移民政策論、(2)国際移民をめぐる排外主義と過激主義の展開、(3)日本における移民市民権政策の決定メカニズム、(4)英国のナショナル・アイデンティティと移民の緊張関係である。以上のトピックを、理論と実証の往復およびマクロとミクロの規定関係に留意しつつ研究を行っている。一方、教育は移民・外国人に留まらないグローバル化に関する社会現象全般、およびヨーロッパ社会論を射程においている。
社会階層要因が生涯にわたっていかなるタイミングで・どのような影響を個人の人生に及ぼすのか、理論的・経験的に研究をすすめている。
民藝運動の柳宗悦の思想と行動の中に、比較社会の視点を見いだそうと試みてい る。また、精神分析や自閉症についての理論的側面からのアプローチによって、 社会学理論に何らかのインパクトを与えられないかと考えている。
社会―文化変動、集合行動に関する理論・調査研究、現代イタリア社会論・社会学史。災害時の集合行動分析、モード研究(衣服―身体論、都市空間論、アイデンティティ論、消費文化論、消費者運動論、フェティシズム・サブカルチャー論など)、文化産業と社会変動に関する国際共同研究を展開。
専門は、環境社会学、地域社会学、社会運動研究です。最近は、再生可能エネルギーに関わるアクティビズム、エネルギー事業と地域社会の受容性に関して国内外の事例研究を行っています。また、東日本大震災と原発事故後は、津波被災地の地域再生、原発避難者に対する支援に関する実践的な研究も行ってきました。今後は、これらの研究の他に、以前行っていた社会運動のイベントデータ分析や、生活クラブ生協に関する事例研究、炭鉱における女性の活動に関する実証的な研究を行うつもりです。
専門分野は集団・組織論、理論社会学、宗教社会学。これらをもとにして、集合的アイデンティティ研究、組織文化研究、価値意識研究、学術出版業界研究などを展開している。
社会学研究室
31号館1階101
開室時間
月~金 13:00~18:00
社会学コース室(39号館2322教室)・社会学演習室(32号館124教室)
ご利用は予約制です。ご予約に当たっては助手までご連絡下さい。
早稲田大学大学院文学研究科に提出された修士・博士論文タイトル一覧です。
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